日本の教育制度は6-3-3の計12年というのは日本人であれば誰でも知っているかと思います。さてフィリピンの教育制度は、と言いますと6-4の計10年だけ。高校がないんです。しかし、2011年頃からこの教育制度を改善しようという運動が始まり2013年、ついに1-6-4-2の計13年に変更されました。最初の1(5歳から)は幼稚園(義務教育化)6は小学校(6歳から入学)で4が中学、2が高校です。この13年が義務教育になったのです。実際に2016年からフィリピンの最初の高校1年生が誕生しています。
フィリピン人は計算力がとびぬけてヤバすぎる
このヤバいというのは計算力の能力が優れているという意味ではなく、計算力がなさすぎるという意味の方です。フィリピン人に今度こんな質問をしてみてください。「一番苦手な科目はなに?」って。ちょっと盛りますが90%の確率で絶対「数学が苦手だ」と回答してくるはずです。
フィリピン人が数学が苦手なのは世界的にも証明されていて、フィリピンの教育水準(数学)「はASEANの中でもかなり低いということが判明しています。2003年時には、国際教育到達度評価学会(IEA)の調査によると数学・理科の成績は加盟国の中で最下位を記録しました。(小学校の項目)日本はどちらも3位でした。数学はバカですが英語はアジアで断トツ、ずば抜けて頭がいいのがフィリピンです。
6-4の10年制度によるデメリット
この10年制度によって生まれたデメリットとして挙げられるのが教育水準の低さ、特に数学ですが、国の発展を遅らせるということにロングスパンで繋がってくるんです。ようは、日本では12年でやっていることをフィリピンでは10年だけ。2年凝縮して行っているわけなので学ぶ方も教えている立場のほうも圧倒的に12年学んできている人に比べて不利になるわけです。 私が思うに日本がアメリカに戦争に負けたのにここまで発展できた理由に確実に教育というものがあると思います。私も色々な国に行きましたが、日本人の効率の良さ,予測する能力、賢人さは世界でもトップクラスです。
また、16歳でフィリピンでは高校を卒業して大学に入学するわけですが、例えば、フィリピンの高校を出て海外の大学に進学したい、となると18歳以下なので進学を断られるケースもあります。高卒なんて16から働いてるので、使える16歳なんて日本でも見つけるのは大変だと思います。あと、2年も増えたので教師の数も必要になりますよね。今はこの2年間を経験していない先生が教えているといった感じです。
13年制度変更への期待
けっこう最初にネガティブなことばかり言いましたがこの制度変更はフィリピンにとって絶対プラスになることは間違いありません。実際、10年間の教育制度の中学んできたフィリピン人から、しかも英語教師の資格もない、そんなフィリピン人から英語を教えてもらってる日本人は沢山います。日本の英語の教育水準なんて世界一おわってると思います(文法力を除いて)
フィリピンの大学はこれから人気になることは間違いありません。私自身フィリピンの大学で勉強していますが、授業は基本英語ですし、朝から晩まで授業、毎日課題、長期休みなんて4~5月の2カ月しかありません。日本みたいに学校サボってパリピしてるクサった学生はほぼいません。 しかも学費なんて1セメスター7万くらいです。
今、世界での共通語は英語です。ASEANは伸びてます。その中でもフィリピンのGDP成長率は世界一になりました。日本、アメリカは不況脱却がいまだできません。 私はフィリピンの大学入学はぜったいアツいと思っています。今、フィリピンへの高校留学もしている方が何人か年にいますが、彼らはフィリピンで取得した高校の単位が日本の高校に移行することが認められません。しかし、この制度変更によってこの問題が解決することは間違いありません。
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