2021年7月、セブ島のドライフラワーショップで、アート × ドライフラワー × DJ × クラフトビールのイベントを行いました。その際のイベントの様子を本記事で紹介しています。
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どんなイベントをしたのか?
今年7月、セブ島のドライフラワー屋さん「SIMIC」で、アート×ドライフラワー×DJ×クラフトビールのコラボイベントを行いました。ザックリとしたイベントの内容は、
ドライフラワーショップにアートを展示、その絵の雰囲気に合わせて、大量のドライフラワーを使ってインテリアデザイン。更にDJが音楽で雰囲気を演出し、クラフトビールを無料で配る。
こんなイベントを行いました。
イベントは木〜土曜日の3日間。20平米ほどのお店に、80人以上の方が訪れてくださいました。来てくださった方、本当にありがとうございました!
イベントの様子、このイベントを行なった理由、イベントを行うまでのプチストーリー、今後どんな活動をしていきたいのか、などを記載しています。まず、写真でイベントの様子を紹介していきます。
「アート」「ドライフラワー」「音楽」「クラフトビール」が作り出した異世界
今回、僕たちが表現したメッセージは「Darkness, Death」です。ドライフラワーは死んだ花。でもそこには素晴らしい匂いがあって、美しさがあります。このコロナの期間、多くの方が亡くなり、職を失い、先が見えない暗闇の中を彷徨った方が沢山いるでしょう。でも、暗闇の中には必ず「光」があり、「Hope」があることも僕たちは知っています。
インテリア、アート、音楽でその”光”、「Hope」も表現したのがこの空間です。インテリアのデザインは、SIMICのオーナーである “Keisuke Hara”さんによって手がけれました。彼は、日本のインテリアの世界で経験を積み、2021年5月にドライフラワー&アパレルショップ「SIMIC」をセブ島にオープンさせました。
今回展示したアートは全て「Mitchelito Orquiolaの作品」です。彼は、セブ島生まれ、LA育ち。30年間、LAで絵一本で人生を歩んできたアーティストです。今回提示した作品は2020年のロッグダウン中にできたものです。彼がセブ島を旅して経験したもの、セブ島に滞在している時に起こった出来事、感じたことを絵で表現しています。
去年のロックダウン中に生まれた作品とそのストーリーは別の記事で紹介していきます。
音楽はササセブを運営する私、ササグが担当。2時間のDJのセッションでは、「ダークネスなジャングル」を表現。暗闇のジャングルを歩いている人生を送っていても、必ずHopeがある。僕たちが住んでいる地球が美しいように僕たちの人生は美しんだ。というメッセージを音を通して表現しています。
そもそも”ネガティブ”というものは悪いことではない。全てのことは自分の思考だけで変えることができます。ネガティビティーは意味がある経験事に過ぎません。どんな経験でも受け入れることができた瞬間、人生の美しさ、幸せに気づくことができると僕は信じています。
クラフトビールは、Golden Drop Brewery Cebuによって無料配布されました。このクラフトビールはセブ島在住の日本人、”Yohei Koyama”によって作られました。2020年のパンデミック期間中、試行錯誤を重ね、自身のアパートで製作を開始。彼の愛情がつまりに詰まったクラフトビールです。
ただ、美味いビールが飲みたい。ビールが好きな仲間と自分が作ったビールを飲んで時間を共にしたい。そんなビールバカが作り始めたGolden Drop Brewery Cebuのビール。本当に美味いです。
視覚、嗅覚、聴覚、味覚を楽しめる演出となっていて、アート、ドライフラワー、音楽、クラフトビールがユニークに融合できたイベントでした。
イベントの裏のストーリー
*昨年ロックダウンの際の一枚
「アートギャラリーをやりたい」そう思い始めた切っ掛けは、2020年のロックダウン。その期間、同じアパートの住民と毎晩、杯を交わし、DJが音楽をかけ、ビジュアルアーティストが絵を描き作品を作っていく。みんなでこの”Moment”を共有した時間を過ごしました。
全く別のスタイルのアーティスト達が、同じ空間と同じ時間を共有し、互いに表現し合う。これを心から続けたいと思えた瞬間でした。
それから月日が流れ、セブ島のロックダウンも緩和。ある日、セブ市内のクロスロード(商業施設)を歩いていると、セブでは見たことのないイケてるドライフラワー屋さんを発見。オーナーは日本人。お互いに意気投合してしまい、すぐにイベントを実行。今回のイベントは2021年、第一号のイベントとなりました。実現させてくれたSIMICには本当に感謝、この素晴らしい出会いにも本当に感謝です。
ドライフラワー&インテリアデザイナーが「インテリデザイン」というアートを。ビジュアルアーティストが「絵」というアートを。DJが「音楽」というアートを。ビール職人が「クラフトビールというアート」を。
違うスタイルのアーティスト達が同じ空間と時間を共にして、違いに表現し合う。作品を作り上げる。それが僕たちが続けて行きたい”アートギャラリー”のスタイルです。
まとめ
現代アートは、「これも、アートだ!」とユニークな作品が続々出てきています。全てのものはアートであり、僕たち全ては最高傑作品の未完成のアート。その作品をどのように描いていくかは自分次第で、自分の好きなようにバージョンアップさせていくことができます。
これが僕がアートから学んだことであり、アートに対する考え方です。
「自分にはスタイルがない」、「自分には特徴がない」。Gerhard RichterのMirror, Blood Redというただ赤く塗っただけの作品が1億5千万の値段が付くんです。価値が無い人間なんていないんです。
Artwork : Mitchelito Orquiola
Dried Fower: SIMIC
DJ: SASAGU KUSUMI
Craft Beer: Golden Drop Brewery Cebu
Pictures and Videos: kaito otani
Presents by: Koreyo Style