2017年8月14日の午後、LTFRB(フィリピンの国土交通省)がUberのフィリピンでの営業を1か月間停止するように述べました。これにより8月15日からの1か月間、Uberの利用がフィリピンで停止されます。
※追加情報(情報が更新され次第追加しています。)
スポンサードサーチ
フィリピンでUberが1カ月間利用禁止
picture from CNN philippines
以前からLTFRB(フィリピンの国土交通省)とUberはフィリピンの法律のことで色々ともめていましたが、ついに8月14日、LTFRBがUberをフィリピンで1か月間利用を停止するように通達しました。
この1か月間のUber利用停止が始まるのが8月15日から9月15日まで。その後の詳細はまだ不明です。Uber側は8月14日の18時頃急にLTFRBから通達され、ドライバーなどには「今後細かい詳細を伝える」などとアタフタしていて全く対応が出来ていない状態。この急な通達により66,000人ものドライバーが1か月間職を失うことになります。
※追加
UberがLTFRBに対して1か月間の利用停止について撤回も求めたそうです。LTFRBはこれに対してまだ正確な答えは出していません。なのでUberは通常通りアプリで利用することは可能ですがもし、警察などに見つかってしまった場合は逮捕される可能性もあるそうです。
追加
現在正式にUberが1か月間フィリピンで使用できません。Grab Taxiは使えるのでGrab Taxiを使うようにしましょう。
LTFRBはこの1か月間、Uberに対してドライバーに1か月分の補助金を払うことをおススメしたりUberにとっては大変悲惨な状態です。
LTFRB側は1か月間の停止について細かく詳細を明らかにしていなくて、以前ササセブのブログでも紹介しましたが、LTFRBは7月27日までにドライバーの事業許可証をすべて発行しろとUberに通達していましたが、これが全くできていなかったことが原因だと思われます。
Grab Taxiはこの1か月間の利用停止には対象外なのでGrab Taxiは利用可能です。ただ、Grabもウーバーと同じような立ち位置にいるのでいつ同じような対処が下るか分かりませんね。
何でUberって違法なの?
picture by vulcanpost.com
Uberが違法とされてしまう原因は白タクと同じことになります。白タクというのは国土交通大臣からタクシー事業の許可をもらっていないで営業していることを言います。
タクシーというのは業務に値し、一般乗用旅客自動車運送事業というものになります。なので、日本のタクシーのナンバープレートは緑色で一般乗用車の色とは違います。一般乗用車のナンバープレートは白色。なので白タクと呼ばれます。
フィリピンも同様で、国土交通大臣からのタクシー事業の許可がないと、タクシーとして営業が出来ないのです。そのため、LTFRB(フィリピンの国土交通省)は「タクシー営業許可をちゃんと取れ!」とUberに通達し、(その期限が7月27日までだった)今回1か月間の利用禁止が課せられてしまったのです。
まとめ
今回急にLTFRBがUberに対して1か月間の営業停止を課しました。でもこれはフィリピンの法律に基づいて行っていることで、課せられて当たり前のこと。罰するタイミングとドタバタ感がフィリピンっぽいですが、ここまでUberがフィリピンに広まってしまうと、フィリピンからUberを追い出すのは難しいでしょう。
というかLTFRB側もUberを追い出せないでしょう。66,000人のドライバーがいてこんなにも多くの雇用を生んでいるのですから。(そして収入は高いんです)今後、Uberがどのようにフィリピンの法律の壁を乗り越えていくのが楽しみですね。
ちなみにフィリピンでUberを登録していない人は、私のプロモコードを打てば200ぺソ引きになるので試してください!
プロモコード:sasagukue
front picture from rappler.com