いつもササセブを読んでいただいてる方はお分かりかと思うのですが、このブログの管理者は現地に住む日本人大学生です!!フィリピンに来てわりと長くなり驚くことや受け入れられないことなんてなくなってきました。しかし、そんな私でもフィリピンに来た最初のころは日本とのギャップで驚かされることはしばしば。今回はまだフィリピンのことをあまり知らない皆さんに、私が最初にフィリピンに来て「マジか!?」と思ったこと(エグすぎることは入れてません)を4つだけ紹介します。
フィリピン人はご飯を手で食べる
日本人の私たちのイメージではご飯を手で食べるのは”インド”というのが強いかと思います。常に箸を使う私たち日本人ではあまり真似したくないことかもしれません。私がフィリピンに来てようやく現地の友達ができ、食事に出かけた時に事件は起きました。
食事がテーブルに運ばれてきてまず気づいたことが「フォークとスプーンがない・・」スタッフを呼ぼうと声をかける瞬間に、一緒に座っていたフィリピン人の友達は迷いなく手で食べ始めたのです。最初この光景を見た時は「こいつらどんだけ腹減ってんだよ」と思って少し軽蔑ぎみだったのですが、後から聞くとこれはカルチャーだそうです。
フィリピンもスペイン、アメリカに統治され東洋の食べ方(フォーク・ナイフを使った)に移行しつつあるはずなのですが、今だローカルなところに食事に行くと手で食べている光景はよく目にします。実際に手食文化は世界の4割弱を占めていて日本だって寿司などは手で食べています。手で食べる方がここの文化の概念では清潔でフィリピンでは今でも当たり前の光景です。
手をいちいち洗うことができないお店(ストリートフードなど)では手にビニール袋を巻き付けて食べるのも当たり前。私も今では外でローカルなところで食事をする時はほとんどの確率で手で食べています。しかし、どこでも手で食べるわけでななく洋食レストランでパスタを手で食べだしたらインド人もビックリしますので手で食べたい方はローカルなことろのみでチャレンジしてみてください。
バロットって知ってますか??
写真をみてグロイなと思った人は現地大学生としてやっていく心構えがまだありません。これはフィリピンでは有名なアヒルの卵なんです。現地ではバロット(BLOT)と呼ばれています。見た目は普通の卵なのですが中を開けてみると時々ヒナになりかけのヒナがお出ましすることもしばしば。
バロットはゆで卵とはまた違い、単純に卵を産んでから7週間から14日以上温めた卵です。なので日数が増えれば増えるほどこの生々しいヒナをお目にすることが多くなり、見た目もグロくなります。気になる味なんですが普通のゆで卵と同じような味です。現地では塩、もしくはお酢につけて食べるのが一般的です。
値段は1つ20ペソ(40円)とお得で夜になると「バロ~ト」と叫びながらバロットを売る声が聞こえます。売れそうにない見た目ですが結構現地の人は好んで食べており、元気や精力がつくそうです。私もお腹がすいたらよくバロットをおやす代わりに食べています。フィリピンに観光に来たさいはぜにトライしてみてください。
とにかくどこでもコメを食べる
日本と言えば”米”と答える人は多いいかと思いますが、私がフィリピンに来てこっちの人は日本人より米を愛しているんだなということを実感しました。フィリピン人の友達の実家に遊びに行くと食事には120%米が出てきます。どこの家にいっても必ず米が出てくるのです。朝食も昼食も晩飯も米が出てきます。
しかも、私たちの感覚ではメインディッシュがあってそしてお米。というお米は食事において2番手か3番手くらいの存在感ですが、フィリピンではメインが米。1番手はお米なのです。どこへ行っても皆おかずはちょこっとしか食べないで後は米で流し込むといった感じです。フィリピン料理は基本的に味が濃いいので米と一緒に食べるのがちょうどいいのかもしれません。
一度、友達の実家で「朝食何が食べたい?」と聞かれ、私は絶対米が出てくるからここは”パン”をリクエストしようと思い朝食にパンをリクエスト。翌朝出てきたのはパンとお米でした。ちなみに昼食は麺類とお米でした。どこか旅行に出かけてもみんなお米をタッパーにつめてまで持っていくフィリピン人のお米愛は私たち日本人より高いと感じています。
また驚いたのがマクドナルドやフィリピンファストフード・ジョリビー(Jolibee)でもお米があるんです。初めてフィリピンのマクドナルドに行ってお米を見た時は衝撃を受けました。フィリピン人に「日本のマクドナルドには米はない」と言うと「日本で暮らしてみたいけどやっぱ無理かな」とジョークを飛ばされるほど三度、フィリピン人はお米を愛しているんだなと実感いたしました。それにしても上の写真のジョリビーのお肉。平らすぎますよね。
犬が安すぎる
はじめに言いましょう。私が1度犬を飼う環境も金銭的余裕もないのに犬を飼う寸前までいった経験があります。なんとコロンストリートで子犬が1匹200ペソ(400円)で売られていたのです。最初はもちろんジャパニーズ価格で1000ペソとかボったくった金額を言われていたのですが、フィリピンに長くいるとディスカウントを力を身に着けるのでしょう、200ペソまで値切ってしまったのです。
「200ペソって金魚と値段変わんないじゃないか」と心の中で葛藤しながら今の状態では子犬を育てる余裕がなかったので断念しましたが、値切れば子犬がたった400円。牛丼の大盛と同じくらいの値段で購入することができると学んだ経験でした。
フィリピンの家庭には犬、猫、鶏、アヒル、ヤギ、ゴキブリととにかくみんな動物を飼っています。野生の犬はフィリピン人の人口と同じくらいいるのではないかというくらい沢山いて、よく犬に噛まれて狂犬病の注射を打ちに行ったという声をきくほどです。野犬は本当に危なくてしかもかなり汚いのでフィリピンに来るさいは狂犬病注射を念のために打っておくことはいいかもしれません。