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【フィリピン・親子留学体験談】ドゥマゲテに5年間移住した親子にインタビュー

投稿日:2019年7月18日 更新日:

本記事ではフィリピンのドゥマゲテに親子留学をした親子のインタビューを掲載しています。これから親子留学にいく方、ドゥマゲテに親子で移住を考えている方に必見です。

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今回インタビューの応じてくれた親子のプロフィール

【親子のプロフィール】

  • 3歳、7歳の女の子とお母さん(ヒロミさん)
  • 場所:ドゥマゲテ
  • 留学スタイル:現地の幼稚園と小学校
  • 期間:5年間

インタビューに応じてくれたのは、3歳、7歳(当時)の娘さんとお母さんの3人親子。フィリピンのドゥマゲテに移住し、5年間も親子留学を経験したそうです。語学学校は一度も通わず、最初から現地の幼稚園と私立の小学校に通った経歴があります。

本記事は、親子でフィリピンに移住を考えている方、語学学校ではなく現地の小学校や幼稚園に子供を通わせたいと思っている親子向けです。

インタビューの主な内容

  • 留学の動機
  • 英語学習について
  • 授業のレベルについて
  • 現地での生活
  • 治安について
  • 苦労したこと
  • 留学してよかった点
  • これから留学する人へ一言

親子留学の動機は?

ドゥマゲテ親子留学の子供

ー 親子留学の動機を教えてください!

東京の家に住んでいたのですが、放射能の影響で東京に住んでいるのは子供達の体に良くないと思い、最初は日本の田舎の方に引っ越しました。でも考えるうちに、「別に日本に住まなくてもいいのでは?」と思うようになり、親子で海外移住を考えました。

最初は学生ビザを取得して親子でオーストラリア移住を考えていましたが、何を勉強したらいいかもわからず断念。でもたまたま、知り合いでフィリピンのドゥマゲテに移住した方がいたんです。

フィリピンは永住権が簡単に取れて物価も安い。英語がどこでも通じる国なので、そこからフィリピン移住を考えるようになりました。


ー フィリピンの中でもドゥマゲテを選んだ理由は?

最初はボホールも考えていました。ボホールでも放射能を気にして移住された日本人の親子が何組がいたんです。でもボホールは学校の近くに物件がなかったのでそれで断念。たまたまドゥマゲテに知り合いが移住を経験した方がいて、話を聞くうちにいいな、と思い、まず下見に行きました。

そこで環境がとても気に入ったので移住を決めました。


ー なぜ、語学学校ではなく現地の小学校に行かせたのですか?

私の子供は語学学校ではなく、最初から現地の幼稚園と小学校に行かせました。語学学校も通いでいけるとこがあるんですが、家から学校のあるダウンタウンに行くのが大変だったんです。子供の英語はどちらかと言うと、自然に体で覚えた方が良いと思い語学学校ではなく、最初から現地の学校に行かせました。


ー 現地の小学校はどんな感じですか?

最初はディバイングレイスという学校に半年、その後、10校くらい別の学校を探してセイントポールに転校させました。

でもそこでは次女が昼寝を強制させられるのが嫌で、最初は次女だけ中華系の学校に転校し、後から長女も同じ中華系の学校に転校しました。中華系の学校は中国語のクラスとかもあるんですけど比較的私立の中でもレベルが高くて良い印象でした。学校経営に携わっている中国人の親子さんの影響で、そこの学校だけフィリピンタイムではなかったんですよね。


ー 私立の学校の授業は英語なんですか?

基本的には英語なんですが、学校、クラスや学年によって変わります。やっぱり時々現地語が使われることがあります。それがイヤで、転校している人もいました。娘のクラスはたまたま英語を多く話すクラスでした。子供の学校は中華系の学校だったので中国語。また、タガログ語のクラスもありましたよ。


英語学習について

ー お子様の英語力は伸びましたか?

伸びましたよ!うちの子供達は姉妹でも普段は英語で喋っています。兄妹では日本語で喋る家庭が多いですが、私の子どもは姉妹同士は英語、親と喋るときだけ日本語というふうにしていました。


ー もともと日本で英語は勉強されていたんですか?

一応週1回だけ英会話スクールに通わせていたんですが、全くのびませんでした。なのでフィリピン移住した時、子供はほとんど喋れない状態です。最初はヘルパー兼チュターの人を雇って英語の勉強をさせました。やっぱり最初は苦労しましたが、子供は覚えがすごく早く、数ヶ月で会話をできるようになりましたよ。


ー お母さんの英語はどうされたんですか?

私はもともと日本で英会を勉強していたんですが、簡単な会話ができるくらいでした。私もチューターを雇って英語を勉強していました。やっぱり英語は独学でやった方が忘れないし、伸びると思います。


授業のレベルについて

ー ドゥマゲテの通っていた学校のレベルはどうですか?

フィリピンは基本暗記教育なんです。体育でも音楽でも教科書があってペーパーテスト。幼稚園でもペーパーテスト。毎日全科目の授業があって、大事な科目は40分、そこまで重要ではない科目は20分などなんです。

先生のレベルは日本の方が良いです。特に算数はレベルが低いです。フィリピンの中でも教育水準が高いのはマニラの方です。教育水準が低すぎてマニラの方に転校する方もいるようですよ。

あと、習い事の質はセブやマニラは良いのですが、ドゥマゲテはあまりお勧めできませんね。空手、バイオリン、バレー、水泳などの習い事をさせましたがあまりお勧めではなかったです。


現地での生活

ー 現地での生活の様子を教えてください

ドゥマゲテは田舎の方なので特にあまり何もありません。カフェが結構多いのでそこで時間を潰したり。食材とかは結構豊富にあって、オーガニックの食材や天然水が手に入ったり。オーガニックのお肉や卵も配達してもらっていました。私は仕事をしていなかったので時間的に余裕がありましたね。


ー 子供と遊ぶ所はありましたか?

公園があまりなかったのでホテルのプールなどに遊びに行ったり行っていました。ドゥマゲテはちょっと田舎です 笑


ー ママ友などはできるんですか?

移住当初は日本人の方が少なかったので、外国人の友達の方が多かったです。ドゥマゲテは早期定年退職で移住しているアメリカ人やスイス人、イギリス人など実は結構多国籍の町なんです。いろんな価値観をもった人と出会うこともあって、子育ての相談をできたり、私にとってはとても良い経験でした。


ー 現地の生活費について教えてください

家賃によって変わります。何回か引越しをしているんですが、一番安いところは8,000ペソ(約1万7千円)でした。一番高いところに住んだ物件は月、29,000ペソ(約6万円)でした。この物件は2ベットルームでとても広くて風通しもよくて最高でした。広さは80平米くらいありましたよ。電気代はフィリピンは高めなので月約2,500ペソ(約5千円)くらい。

食費はだいたい月3万〜4万円くらいでした。家では私が作ったりしていたのですが、だいたい週2日くらいは外食していました。学費は一月に換算すると、一人につき1万円はしなかったと思います。


治安について

ー ドゥマゲテの治安はどうでしたか?

夜歩かなければ比較的安全ですよ。本音を言うとフィリピンは銃社会なので人殺しがあったりはします。あと、ドラッグの問題はあったりしますね。なので夜は絶対に出歩いていませんでした。でもドゥマゲテはあまりスラム街とかがあまりなく、セブやマニラに比べると安全だと思います。基本的なことですが、危ない所に行かない限り犯罪に巻き込まれることはないですよ。


苦労した事

ー 留学中一番苦労したことは?

一番苦労したのはやっぱり最初の1ヶ月目でした。娘たちは英語が当時はほとんどできなかったので言語の面で最初は友達ができなかったりしていて、最初は辛かったです。「学校に行くたくな〜いとか。。。」 でも子供って面白くて、英語がまだそこまでできなくても、友達ができた瞬間「学校楽しい!」と言い始めるんです。

最初の友達ができるまでは娘たちはもちろん苦労しましたけど、これ以降は楽しく生活していました。環境はなれですよ!当時は日本人があまりいなくて当初は大変でした。でも今は親子でドゥマゲテに移住している日本人親子が多いので安心ですよ。


親子留学してよかった点

ー 親子留学して良かった点を教えてください

とても自由な点です。例えば日本ではありえないことなのですが、子供が作品を作ってそれを学校で売ったり、それは先生公認なんですよね。

私の子供は他の子供に空手を教えてお小遣いをもらったりしていました。「小さい頃から、自分が何か行動を起こしてそれが評価されて結果に繋がる。」この体験をできたのは良かったと思いますし、日本ではできないと思います。

また、フィリピンは貧富の差が激しいです。中華系の学校だったので華僑系のお金持ちの子供や孤児院からきている子供達もいました。子供が日本では体験できない、いろいろな価値観に触れられたのは大きかったと思います。


これから留学する人へ一言

ー これから海外移住や親子留学考えている方に一言お願いします

まず、絶対に下見に行った方が良いです。どうしても好き嫌いがあると思うし、我慢して嫌な環境に居続けるのはよくないと思うし、移住すべきではないと思います。あと、目標を決めて住んだ方が良いと思います。

子供に新しい環境を提供してあげる。そのことによって新しい価値観に気付けたり、行動力が付いたり、自立心が鍛えられたり、子供にいろんな可能性を提供できると思います。

価値観が広くなると「こんな人がいるんだ、こんなことがあるんだ、こんなことにチャレンジしてみようかな!」とか、幸せを感じられる可能性が広がると思うんですよね。色んなもの見て、いろんな人と会って、感性を鍛えることができると思います。子供だけでなく親も同じです。なので親子留学、とにかく海外に連れて行ってあげることはとっても価値があるものだと思いますよ!

このインタビューを受けけてくださったヒロミさんも個人ブログを書かれています。気になる方はこちらまで!

その他に、「セブに語学留学&親子移住した親子の体験談インタビュー」、「セブ島に語学留学した親子の体験談インタビュー」を見たい方はこちらに詳しく記載しています。

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