バジャウ族に住む日本人・松田大夢の家で寝てみた

セブで最も貧困層の民族バジャウ族という人たちをご存知でしょうか?そしてそこの村に自分の家を建ててバジャウ族の女性と結婚した日本人をご存知でしょうか?彼の名前は松田大夢。3年前にバジャウ族と出会いそこに住み着きバジャウ族と共に人生を歩んでいる若者です。今回そんなセブで最も貧困とってもいいバジャウ族の家に行ってみた事をまとめました。

バジャウ族とは?なぜ極貧困になったのか?

バジャウ族はセブに住むフィリピン人からも偏見されている民族で、セブ島のダウンタウン・コロンに行くとカラフルなパンツをはいているバジャウ族の子供や大人たちが物乞いをしている光景がよく見られます。私の大学もコロンにあるのでバジャウ族の子供たちが物乞いをしている光景は日常茶飯事です。ではなぜ?なぜバジャウ族はこんなに貧困の民族になってしまったのでしょうか?

バジャウ族は元々水上で生活する民族で(現在もです)漁業を仕事として生きる海の民族でした。元々はインドネシアやフィリピンの下の方からやってきて魚を捕ってそれを売って自分たちの生活を支えていました。フィリピンの下の方からやってきた民族なので彼らの宗教は今でもイスラム系の宗教です。そしてバジャウ族はセブだけでなくフィリピンの色んな所にいます。そして彼ら自身のバジャウ語というのも存在します。

しかし、都市開発が進むにつれて海の汚染がどんどん広まってしまいバジャウ族のメインの仕事である漁業が出来なくなってしまいました。セブ市内周辺に住むバジャウ族はSMシーサイド近くに住んでますが、確かにその周辺の海はかなり汚くて東京より濁っているんじゃないか、くらい汚くなっていました。以前はバジャウの家の下から魚が捕れていたようなのですが今では不可能・・・。”都市の発展”これがバジャウ族を極貧困にしてしまった主な原因です。

バジャウ族と住む日本人・松田大夢って?

そんな超貧困のバジャウ族と住む日本人がいます。彼の名前は松田大夢。まだ21歳の若い日本人です。日本の高校を中退し世界をプラプラしていた時にバジャウ族と出会ったそうです。セブ島のコロンに行った時に貧困のカラフルなパンツを履いた人たちが物乞いをしていて彼らに着いて行ってたどり着いたのがバジャウ族でした。その後彼はバジャウに住む決心をして一から自分で家を建ててバジャウでの生活を始めます。ビサヤ語も自分で何となく覚えて今ではペラペラです。

彼は日本人の松田大夢ではなくてバジャウ族の松田大夢として生きていて、バジャウ族の一員です。普通に魚を素潜りで狩りに行きますし、現地のバジャウ族同様の生活を普通にしています。

バジャウ族に住む日本人・松田大夢の家に寝てみた

今回バジャウ族の松田大夢の家でパーティーがあるという事で呼ばれて行ってきました。私はゲストというよりかは普通に友人の仲なので、買い出しをもう一人の現地の大学に通う日本人のスクールメイトと一緒にコロンに食材を買い出しに行きました。頼まれた食材はコオロギ、芋虫、バロット、ニワトリ(自分の希望)、ニワトリの頭と足です。

これだけで引いてしまうかもしれませんがフィリピンでローカルに生きるをするというのはこういう事です。買い出しの様子と調理の様子、そして大夢の家のパーティーの様子をご一緒に紹介していきます。

コオロギと芋虫とニワトリの買い出し(閲覧注意)

まず、コロンにあるペットショップのような場所でコオロギと芋虫を購入しました。値段はそれぞれ100ペソ分をオーダーしました。もちろんどちらも生きている状態です。

コオロギと芋虫を買った後は自分がどうしても買いたかったニワトリを買いに行きました。こいつは1羽250ペソです。後で松田大夢の家でサバイて食べます。

ニワトリをサバイて晩御飯のしたく

ニワトリの頭と足を購入し、バジャウに戻ります。買ってきたコオロギ、芋虫、ニワトリの頭と足を調理しました。先にニワトリをサバイたシーンをグロくない程度でお見せいたします。

ササセブのブログでニワトリの生首は見せることができないので、少し省略しますがこの後ニワトリの首の周りの毛をちょっとムシって、首をこのナイフでちょん切りました。ちょん切った後はニワトリが1分ほどバサバサ動くのそれを抑えながらじっとなるまで待ちます。その後熱湯につけて全部の毛をムシって行きます。

羽をムシリ終わったニワトリがこちらです。これで皆さんがスーパーで観るような”チキン”の形になりました。これを調理し、今日のホームパーティーの食事に備えます。

食事完成・バジャウホームパティーの様子

この日は日本人の方やバジャウの友達とビールを飲みながら、バジャウの音楽を楽しみながらコオロギの素揚げ、芋虫の素揚げ、ニワトリのから揚げ、などを食べました。メインディッシュのインパクトがデカすぎますが意外と美味しんです。

ニワトリの足

ニワトリの足を醤油などで煮たものです。グロイかもしれませんが味がしっかり付いていて美味しいです。フィリピンではニワトリの足のバーベキューも当たり前に食べます。

コオロギの素揚げ

これはかなり衝撃かもしれませんが油で揚げてしまえばスナック同然。これに塩などをかけて食べると美味しいです。足の部分がカリッとしていてスナック感覚でみんな食べていました。

芋虫の素揚げ

一番皆さんが引いてしまうかもしれませんがこれを意外と美味しい。素揚げにすると感触がカリカリになるのでこれこそスナックになります。味の素や塩をかけて食べれば全然イケます!

サバイたニワトリ

こちらが当日サバイたニワトリです。サバイてすぐ調理したので本当に贅沢な一品です。さっきまで生きていたニワトリがこんな姿になってしまって可哀そうな気持ちもありますがこれが世の中の現実ですね。

ホームパーティー中はバジャウの人もい一緒に食事をして一緒に会話しながらとても楽しい時間を過ごしました。途中でバジャウの人が生演奏もしてくれて来てくれた人を楽しませていました。たまにこのような感じで松田大夢の家で日本人とバジャウの人を招いて食事会のようなものをやっているので興味がある方は是非参加してみてください。次の食事会の開催日は、バジャウ族と松田大夢~Life of Badjao~で更新されます。

松田大夢がバジャウ族に及ぼす影響力

まず、日本人がこんなとこに住むなんて考えられないでしょう。私もセブのスラム街を沢山回ってきた人間ですがここまでの場所に住むのは相当の人間ですね。彼はバジャウ族に住むだけではなく何らかの形でバジャウ族に何かを与えたいと考えているようです。

その一つがバジャウ族ツアー。実際にバジャウ族に行ってバジャウ族と一緒にちょっと離れた幻の無人島にアイランドホッピングに行くツアーです。もちろんこのツアーをすることでバジャウに少しだけではありますが雇用が生れます。彼はこれを大きくして将来的にバジャウ族だけでこのようなツアーが出来ればいいと考えているようです。

建設中のゲストハウス

そしてもう一つがゲストハウス。現在、松田大夢の家の近くでゲストハウスを建設中です。家に遊びに来る日本人の人たちが増えてきたので、新しい家を建ててそこでバジャウ族の生活などを感じてほしというとのことです。つい最近クラウドファンディングで目標額の70万をクリアして現在建設真っ最中です。

まとめ

今回ホームパティーの後に明日バジャウ族ツアーがあるからここで寝ていけ、と言われたのでその日はバジャウの松田大夢の家に泊まり翌日のツアーに備えました。

私はボランティアという事に疑問を感じます。その活動を精一杯されている方々には大変失礼かもしれませんが、あれは違う価値観を持った外国人が勝手に貧困の人を可哀そうに思って彼らの文化を悪い意味でも良い意味でも変えてしまう事です。日本人の価値観とバジャウの価値観は違います。私たちはこの上の写真を観てこんな道があったらお年寄りとか子供が大変だろう。道を造ってあげよう。として支援するかもしれませんが、これはバジャウにとっては当たり前の道です。老朽化もあるかもしれませんが何年もこの道の横で生きてきました。

支援のやり方を間違えてしまうと彼らは支援をされることに慣れてしまい彼らの文化が崩れてしまうかもしれません。人類の文化は常に変わっていくものですが変えてはいけない物、変えた方がいいものというのは少なからず私は存在すると思っています。

松田大夢はバジャウ族と同じ価値観で、同じ場所で、同じライフスタイルで生きており、彼らにいい意味での影響力を与えていると私は感じました。これがボランティアではできないことの一つ。具体的に彼がどんな影響力を与えているのか気になる方は是非、自分の足でバジャウに行ってみてください。きっと何かセブ市内で感じれない物が感じれるはずです。

次回はバジャウゾクツアーに連れて行ってもらった体験談をご紹介します!幻の超ウルトラキレイな無人島でまたまた、鳥をサバイてしまったネタなど沢山面白い事があるのでお楽しみに!!

次回の記事☟☟

一生の思い出を作りませんか?バジャウ族ツアー