2016年12月にDOH(Department of Health)が発表したHIV感染者の数はフィリピンで9,264人。12月だけでも750人の人がHIV(AIDS含む)に感染しているとのことです。感染者が多いいのは若い世代とゲイがかなり多くアジアの中でもフィリピンはエイズ感染者の数はトップクラスです。
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フィリピンのHIV感染者の数
フィリピンはアジアの中でもHIV患者がかなり多いい国で毎年感染者が急増していて、かなりの問題になっています。2016年までのフィリピンのHIV感染者は39,622人同年12月にDOH(Department of Health)が発表した新たな感染者は750人でした。1か月だけで750人増えるペースはかなり驚異的な数値です。
Picture:Human right watch
フィリピンで2016年にHIVに感染した人の数が9,264人。2015年に感染した数は7,831人。ということは1年間で1,433人の患者が増えているということ。これを月換算にすると1か月に約120人の人が感染。1日に4人がフィリピンでHIV感染をしているのです。
表1.
人数 | パーセンテージ(12月のみ) | |
合計感染者 | 39,622人 | |
2016年感染者 | 9,264人 | |
2015年感染者 | 7,831人 | |
2016年12月感染者 | 750人 | |
男性×男性(12月) | 649人 | 88% |
15~24歳女性(12月 | 221人 | 29% |
しかも、1番感染感染しているのが男性と男性の性交渉なんです。先ほど記載したように昨年の12月の感染者の数は750人。そのうちの649人(88%)が男性と男性によって感染した数値です。セブは特に男性と男性の性交渉によって感染した数値が特に高いらしいです。また、15~24歳の人が感染した数がなんと221人(29%)と若い年層にも感染が広がっているのがこれで分かります。
売春によって感染する率がかなり高い
セブ島にも売春婦というのはかなり沢山いてクラブに行くと「マッサージ~」と声をかけてきたり、あちらの方から寄ってくるケースがかなり多いいです。売春婦のほとんどが学費を稼ぐため、生活費を賄うため、子供に食わせるために自分の体を売っています。特に、マンゴストリートのジュリアナというクラブには沢山の売春婦や学生がいてお金を持っている外国人に勝負を仕掛けてきます。
また、サンカルロス大学でもタランバンキャンパスのガードマンが女子大生アルバムを持っていて自分の好みの学生を選んで遊ぶ代わりに学費を払うというシステムが未だに存在しているのが現実です。ですので、サンカルロス大学のビッチっぽくてお金持ちそうな学生はそいうことをしている可能性は大いにあります。
以前、サンカルロス大学の女子大生はビッチかどうか日本人の女子大生を比べた記事を書いたので読んでみてください。
HIV感染者の感染ルーツ
DOH(Department of Health)が66人のHIVに感染した既婚者を対象にした調査があるのでご紹介します。この調査で分かることがなんと、この66人中58人が売春と関与していたことで感染しています。
表2
合計66人 | 人数 | パーセンテージ |
売春経験なし | 8人 | 12% |
女・男を買った人 | 35人 | 53% |
体を売った人 | 23人 | 35% |
こちらの表をみて分かるように売春経験がある人の方が圧倒的に数字が高いのが分かります。”女・男を買った人”と”体を売った人”と合計すると66人中58人で全体の83%になります。これで、フィリピンの売春市場はどれだけ危険かお分かりかと思います。
マンゴーストリートでは売春婦は大体1000ペソくらいからオファーしてきます。これで安いと思って、もしHIVに感染してしまうと生涯かかる治療費はこの1000ペソの何百倍になることでしょう。ですので、フィリピンで売春婦をどうしても買いたい方はかなりの覚悟を持つことをおススメします。
フィリピンの性教育・売春市場の現状
発展途上国の大きな問題にいつも掲げられるのが性教育です。学校に行けない子供は教育を学べないので感染者が増えてしまう・・。フィリピンは違います。たとえ性教育を受けていても意味がない。というよりかは性教育の授業のクオリティが腐っています。
学校や教える先生にもよりますが、フィリピン人から聞いた話では性教育を教える先生が恥ずかしがってまともに教えられないケースが沢山あるのです。学校としては大問題ですがそれを大きな問題と捉えないのでこんなことが起きてしまっている。また、コンドームはコンビニでも店頭に並んでいて1つ20ペソから売っています。高校ではコンドームの無料配布だってしている学校もありますが政府の努力は実っていないようですね。
セブでも生活費や学費を稼ぐために自分の体を売る女性が沢山います。1日に1000ペソの儲けは現地では4日分の給料くらいの価値があるんです。しかしこの売春行為で妊娠してしまい、フィリピンはカトリック国で中絶が法律で禁止されているため子供を産むしかなく、その子供を養うためにまた売春に出かけるという最悪の状態が起きまくっているのも現状です。
もちろん、エイズ感染して治療費が払うことなんてできませんし、そもそもHIV検査に行かないので自分が感染してるかもわからず体調が悪化、そして死亡。また、別の人に移してしまうといった事がずっと続いています。
フィリピンのHIV問題。薬の開発もかなり大切ですがこれ以上増やさないため、売春行為をやめさせるためにすべきことが沢山あります。